幼児の治療に専門的に対処
子供の場合、特に幼児の時期は、病気や体調の優れないことを本人がうまく伝えてくれません。
何となく辛そうだったり、普段と違う行動や素振りが見られたりします。家族の立場からすると、おそらくは普段と眼の様子が何となく違うのかなと思っても、見た目にはっきりと変化が見られなければ、どうすることもできません。そこでまだ子供が幼い頃は一般の眼科ではなく、小児眼科の診療ができるところに通院しましょう。というのも、医師が子供の体と心の特性がよく理解しているので、まだ自身で眼にどのような異常があるかを適切に伝えることができなくとも、聞き取るスキルがあります。また検査機材も整っていますので、客観的に眼の状態を確かめることも可能です。これからの人生のある幼い子供だけに、視力の低下や眼の病気を患うことを避けさせるようにしなくてはなりません。そのためにも幼い子供の特性をよく理解している小児眼科に通院することをおすすめします。
小児眼科は何歳まで通って良いのか
身体の他の部位と同じように、人の目は生まれてから大人になる間に成長するものです。もちろん成長段階の目は大人とは異なり、幼い時に治療や矯正をしておかなければならない症状もあります。そのため一般的な眼科とは異なり、専門的に対処する小児眼科に通った方が、より高い治療効果が期待できます。
子どもの目は早い段階で視力が成長し終わり、大体6歳辺りで1.0になるのが目安です。では何歳まで小児眼科に通えるのかということは、クリニックにも左右されますが、中学校を卒業する15歳辺りまでに設定しているところが多いです。それ以上になると治療すべき部分が変わるため、小児眼科では対応できなくなる可能性が高いです。
もし一般の眼科と併設で治療を行なっているところであれば、医院の方で切り替えてくれますが、小児眼科専門であれば早めに相談して何歳までかを訊ねておきましょう。その年齢が来ると、一般の方への紹介状を書いてくれることも多いです。